食品衛生の観点で義務付けられているアレルギー物質

特定原材料7品目とは

食品アレルギーは時に人間の命にかかわることがあるので、食品メーカー・消費者共に最大限気を配らなければいけないポイントです。過去には学校給食の誤食で児童が命を落とした事例も報じられています。法律でも「特定原材料7品目」が定められており、7つの原材料については必ずそのアレルギー物質を含んでいることを明記しなければなりません。その7品目は卵・牛乳・小麦・えび・かに・落花生・そばで、日本でも多くの食品でこれらの材料由来の物質が使われています。食物アレルギーは近年乳幼児に見られる割合が増えているという報告があり、親にアレルギーがないからといって子どもも大丈夫ということはありません。特に小さなお子さんを持っている親御さんは、食物アレルギーに対して知識を備えておくことが重要です。

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特定原材料以外で表示が推奨される品目

卵・牛乳・小麦・えび・かに・落花生・そばという特定原材料7品目の他にも、表示義務こそないもののアレルギー表示が推奨されている原材料があります。日本ではナッツ類や果物・海産物などの21品目が定められており、大手メーカーだとこれらのアレルギー原材料も丁寧に表示している商品が多く見られます。最近は成人でも果物・野菜類の食物アレルギー増加が報告されており、以前は問題なく食べられていた食品でアレルギーが出る方も珍しくありません。血液検査などで、希望する方に対し食物アレルギー検査を受け付ける病院も増えてきました。食事の後に肌荒れや下痢などの症状が気になるケースが増えてきたという方は、自分でも気づかないうちに食物アレルギーになっていないか調べることもできます。

販売方法によってはアレルギー表示がない場合もあるので注意

食品アレルギーについてしっかり表示することは非常に大切なことですが、食品の販売方法などによっては表示することが難しいこともあります。そのため、法律でも外食やパン屋の量り売り商品といった販売形式ではアレルギー表示の義務がありません。さまざまな食品を詰めているお弁当・お総菜も同様です。酒類も特定原材料7品目を使っていてもアレルギー表示をする義務のない商品なので注意しなければなりません。最近は幅広い年齢層が利用するファミリーレストランなどで、安全に配慮しアレルギー表示をするお店も増えています。ただし一口に外食といってもその営業形態は多様で、すべてのお店にアレルギー表示を徹底するよう求めることは困難です。消費者庁で外食のアレルギー表示義務化が検討されたこともありますが、これは見送られました。

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